バンダイナムコ、「学園アイドルマスター」などが話題に!新ブランドの展開とは?

今回は、2024年に注目を集めたバンダイナムコエンターテインメントの「学園アイドルマスター」などの商標出願について、商標法の観点から解説していきます。


「学園アイドルマスター」とは?

2024年2月、バンダイナムコエンターテインメントが「学園アイドルマスター」などの4つの商標を出願したことが判明し、ファンの間で大きな話題となりました。

出願・登録された商標は以下の通りです:

  • 「学園アイドルマスター」(登録6847526)
  • 「THE IDOLM@STER Gakuen」(登録6847527)
  • 「学園アイマス」(登録6848729)
  • 「学マス」(登録6848730)

これらの商標の出願日は2024年2月8日で、区分は第9類(機械器具など)、第28類(おもちゃなど)、第41類(教育、娯楽など)となっています。

「アイドルマスター」シリーズは、2005年のアーケード用ゲーム「THE IDOLM@STER」から始まったアイドルプロデュースゲームで、これまでに5つのブランドを展開してきました。

今回の出願・登録は、6つ目のブランドになるものとして注目されています。


ティザーPVの公開とファンの反応

バンダイナムコエンターテインメントは、2024年2月に新ブランドアプリのティザーPVを公開しています。

PVでは、「私立初星学園」を舞台にした学園や教室、レッスンルーム、屋外ライブステージなどが映し出されており、ブランドカラーが「オレンジ」であることも明かされました。

このPVの公開により、ファンの間では「高校3年間をプロデュースしてアイドルマスターを目指す育成ゲームかも」「学園モノ?」「完全新作でも嬉しい。だけど、オールスターの学園パロ作品でもあって欲しい」など、さまざまな憶測と期待が飛び交ったようです。


商標法における出願の意義

商標法では、商品やサービスの出所を明確にし、他人の商標と混同を防ぐことを目的としています。

バンダイナムコエンターテインメントが「学園アイドルマスター」などの商標を出願したことは、新たなブランド展開を計画していると予想されます。

また、商標出願は、他者による類似商標の登録を防ぐための防衛的な措置としても行われます。

特に人気シリーズにおいては、ブランド価値を守るために先手を打つことが重要です。


新ブランドの展開と今後の展望

「学園アイドルマスター」は、2025年3月18日にDMM GAMES版がリリースされることが発表されました。

事前登録キャンペーンも実施され、登録者数に応じて報酬が提供されるなど、ファンの期待が高まっています。

また、2025年4月25日から5月25日まで、東急歌舞伎町タワー3Fのnamco TOKYOにて「学園アイドルマスター in ナムコトーキョー」が開催されました。

描きおろしイラストを使用したオリジナルグッズの販売や、コラボフード、オリジナル景品がもらえるミニゲームなどが展開されたようです。

これらの展開から、「学園アイドルマスター」などが新たなブランドとして本格的に使用されていくことが予想されます。


まとめ

バンダイナムコエンターテインメントの「学園アイドルマスター」などの商標出願は、新たなブランド展開の出発点となるものであり、ファンの間で大きな話題となりました。

商標出願は、ブランド戦略の一環として重要な役割を果たしており、先回りして出願しておくことが重要だとわかる事例です。

商標に関するご相談やご質問がございましたら、当事務所までお気軽にお問い合わせください。皆様のブランド戦略を全力でサポートいたします。